注目ニュース:
ニュース更新日:2008/6/8
アサヒコム サイエンス 『火星の土を初採取 NASAなど、探査機フェニックスで』 (2008/6/7)
米航空宇宙局(NASA)とアリゾナ大などは6日、火星探査機フェニックスが火星の北極近くの土のサンプルを初めて採取した、と発表した。本体にある分析装置で氷や生命の痕跡である有機物などが含まれているかどうかを調べる。
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サンプルは分析装置に落として千度程度に加熱し、出てくるガスを調べる。フェニックスは長さ約2.4メートルのロボットアームを持ち、先についたスコップで土のサンプル採取を22回予定している。
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アサヒコム サイエンス 『「万能細胞から心筋」効率上げるたんぱく質 千葉大発見』 (2008/6/6)
さまざまな細胞や組織になりうる万能細胞の一つ、胚(はい)性幹細胞(ES細胞)から心筋の細胞をつくる効率を最大20倍に高めるたんぱく質を、千葉大学医学部の小室一成教授らの研究グループがマウス実験で見つけた。心臓病の再生医療の開発につながる。新型の万能細胞である人工多能性幹細胞(iPS細胞)でも試す。英科学誌ネイチャー(電子版)に発表した。
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ES細胞から心筋細胞になるのは、これまではよくて全体の1%程度だが、マウスのES細胞にふりかけて培養したところ、10〜20倍もできた。
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アサヒコム サイエンス 『京大、難病患者の皮膚でiPS細胞作成へ 倫理委が承認』 (2008/6/5)
京都大は5日、難病患者の皮膚などから万能細胞(iPS細胞)をつくる研究について、医の倫理委員会の承認を得たと発表した。つくられる万能細胞は難病の性質を受け継いでいるため、原因解明や治療法の開発に役立つ。
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先天性免疫不全症や1型糖尿病、先天性筋ジストロフィー症など小児科や整形外科、内分泌内科、神経内科など七つの領域の難治性の病気を対象にする。患者の同意を得た後に、提供された細胞を使ってiPS細胞をつくる作業に入る。
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アサヒコム サイエンス 『これって氷? 火星探査機、「らしき」物体撮影』 (2008/6/1)
YOMIURI 科学 『やっぱり、火星に氷?…着陸探査機の下に「ようなもの」』 (2008/6/1)
米航空宇宙局(NASA)とアリゾナ大などは5月31日、氷らしき「物体」が写った火星表面の画像を発表した。着陸した探査機フェニックスが撮影した。
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機体底面のノズル(写真上部)からガスを噴射して着地した際、地表の土が吹き飛ばされて露出したらしい。研究チームは「地表の5〜15センチ下に氷があるとみてきた。(物体の正体について)第一の解釈は氷だ」という。
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YOMIURI 科学 『「科学離れ」は高校から?中3の6割が科学に「興味あり」』 (2008/6/5)
経済協力開発機構(OECD)の調査で日本の高校生の科学への関心が世界各国の中で最低レベルだったことを受け、国立教育政策研究所が全国の中学生を対象に同様の調査を行ったところ、中学時代は関心を維持している生徒が比較的多いことがわかった。
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同研究所では「高校で授業が難しくなる上に、実験・観察が減ることも『科学離れ』の原因では」と分析している。
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